こんにちは。
グローバル人材育成.Comキャリアコーチの大西みつるです。
「グローバル人材育成.Comビジネスキャリアコ―チング」
~時代を活きる自己成長・キャリア創り支援サイト~
今回のテーマは、
”OJTが機能しない?若手社員育成の課題”です。
新入社員から入社3年目ぐらいまでを初期ステージと呼ぶ
として、初期ステージ層の人達の育成の課題の一つ目は、
”学習と成長の機会損失があること”と言えます。
同期メンバーとは本音の話はできても、先輩や上司となると
相手の出方をみてから行動することが身についているので、
相手(先輩・上司)の懐に中々入れない。
指導・育成を「叱られている」「自分に能力がない」などと
否定的に捉えるケースも多く、いくら職場で後輩を育てていこう
という環境があろうとも、若手社員諸君が職場の人達の懐に飛び
こまずに自分で悩む行動をとるケースが多いというケースが見受け
られます。
これでは、「OJTが効果的に行われない」という機会損失を招いて
しまいます。
”組織社会化”という”組織行動学”上の理論があります。簡単に
言うと、
・個人にとって不可欠な一連の組織への適応を”組織社会化”とよぶ。
・”組織社会化”とは、「組織への新規参入者が組織の規範・価値・文化
を習得し、期待されている役割を遂行し、職務遂行上必要な技能を
獲得することによって組織に適応すること」。
と定義されています。”組織社会化”の研究では、
①”組織社会化”の成功によって組織内キャリアの第一歩を収めることに
なり、 その後の順調なキャリア発達に繋がる。
②”組織社会化”の過程において、個人は職務への満足感が高まり、
組織への愛着心が生まれ、離転職を考える可能性が低くなり、スト
レスは減少し、長期 にわたって安定した生産性をあげるための
基礎が作られる。
ことが報告されています。OJTを上手く機能させることは”組織社会化”
を戦略的に行うことにも繋がると言えます。
初期ステージの人材育成、とりわけ、新入社員研修の企画では
”組織社会化”戦略という視点から研修内容を考えてみることも
必要ではないでしょうか。 Tags: キャリア, キャリアコーチ, グローバル人材, グローバル人材育成, スポーツ, トップアスリート, ビジネスキャリア, ペップトーク, リーダーシップ ビジネス, 人材開発, 新入社員研修, 現場力, 目標, 研修, 能力, 自己成長